本日は呼吸法(息禅)です。
呼吸法を行う前に普段使う「意識」と「認識」という二つの言葉の意味をはっきり区別し、それを呼吸法(武学の「サムライブリージング」)にどう活きてくるのかということで意識と認識のワークを行いました。

1. 「意識」と「認識」って何が違うの?
リライブシャツの開発者の一人である吉田雅人さんの定義は、成功や人間関係でつまづく理由を教えてくれます。
| 意識(いしき) | 認識(にんしき) | |
| 向いている方向 | 未来、理想、目標、まだ起きていないこと | 今、ここ、自分の現状、目の前の事実 |
| 精神活動の割合 | 人間の能力のたった 5% | 潜在意識を含む残りの 95% |
| 例えるなら | 「テストで100点を取りたい!」という目標 | 「今、自分の心臓がドキドキしているな」という気づき |
私たちの能力のほとんど(95%)は、普段「意識」していない「認識」の領域(潜在意識)にあります。この巨大な力を引き出すには、まず「今、ここ」の自分を知ることが大事なんです。
2. 身体のワークでわかること
今回はこの「意識」と「認識」が、私たちの身体や人間関係にどう影響するかを体感してもらいました。
強く「意識」したとき(目標にこだわりすぎたとき)
- 状況: 「早くこの問題を解決しなきゃ!」「目標を達成しなきゃ!」と強く焦って、未来の理想に思考が集中した状態。
- 結果:
- 身体が硬直し、ガチガチになる。
- ペアの人に触れると、相手も緊張して、抵抗感や嫌な感じを覚える。
- 目標達成を「意識」するエネルギーは、他人との間に摩擦を生む。
深く「認識」したとき(「今」の自分に気づいたとき)
- 状況: 問題解決の作業をしながらも、「あ、今、手のひらが触れているな」「肘が曲がっているな」というように、自分の身体の動きや感覚をひたすら観察し、「今」の自分に気づいている状態。
- 結果:
- 身体がリラックスし、柔軟性が増す。
- ペアの人に触れると、相手もリラックスし、調和的なエネルギーを感じる。
- 自分を「認識」することが、人間関係を円滑にする。
「意識の罠」(過去の成功体験をなぞる危険性)
- 落とし穴: 「さっきリラックスできた感覚を、もう一度意識的に再現しよう!」とやってみると、身体は再び硬直してしまいます。
- 理由: 過去の成功体験も「今、ここ」の自分ではないため、過去をなぞろうとする行為も「意識」の働きになり、「今」から離れてしまうからです。
これはやってみるとわかりますが、結構深いワークです。あーなるほど、自分がうまくいかなかったのは「がんばろうとする意識」をしていたからなんだということがわかります。
そこから今日は観息を行いました。観息は自分の息をじっくりみつめる呼吸法です。この認識のワークと同じで、ただ今の自分を感じるだけ。
これだけで周りとの人間関係、自分の状態が変わりますのでぜひやってみてくださいね。

今日のセミナーのまとめ
外の世界を変えようと頑張るのではなく、「いかに自分が自分の深い部分と繋がり、『今、ここ』の自分を認識していくか」が全ての問題解決の鍵になります。自分を深く理解すればするほど、結果的に他者や世界とも調和し、あなたの能力を最大限に発揮できる、というのがこの認識の世界です。
気になる方はぜひ道場へご参加くださいね。

